安倍首相は４日の政府・与党連絡会議で、今月１５日に始まる予定の臨時国会について「成長戦略実行国会として政策を力強く前に進めていきたい」と述べた。

　安倍首相「次の国会は成長戦略実行国会として、産業競争力強化法をはじめ、数多くの重要法案の審議をお願いすることとなります。政策を力強く前に進めて、国民の皆様の期待にしっかりと応えてまいりたい」

　安倍首相はさらに、国会議員の定数削減を含む、選挙制度改革について、「与党がリーダーシップを発揮し、早期に国民の理解を得られる結論を得てほしい」と述べ、野党側との協議を急ぐよう求めた。

　また、福島第一原発の汚染水問題に関しては、「汚染水が外部の環境に及ばないよう対策を講じ、国民の健康を守っていかないといけない」と語った。

　会議終了後、公明党の山口代表は安倍首相と会談し、消費税率引き上げに伴う軽減税率の導入について、「今後予定されている１０％への引き上げ判断の前から制度設計をしていくべき」として、年内に軽減税率の制度設計を終えるべきと主張した。