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防衛相、無人偵察機の必要性を強調

2013年12月20日 2:03
防衛相、無人偵察機の必要性を強調

 小野寺防衛相は19日、BS日テレの番組「深層NEWS」に出演し、新たな防衛大綱で、中国などへの警戒監視を強化するため初めて導入を決めた無人偵察機の必要性を強調した。

 「日本は今、海洋面積の話でいうと相当広いですよね。今まで私たちの関心というのは、日本海だったり東シナ海だったりしますが、太平洋の方にも島があり、その離島、島には大変な海洋面積の中で海底鉱物資源がある。無人の偵察機でルーティンの(警戒監視の)仕事をしてもらった方が、はるかにコストも人的な負担も減ります」-小野寺防衛相は「広い海洋面積を持っている日本には重要だ」と述べ、無人偵察機の有用性を強調した。

 一方、中国の軍備拡大に対しては「自衛隊の装備を効率化し、能力を高め、隊員の練度を高めることで対応していく」と述べた上で、「中国の軍事費の増加を、日本だけではなく周辺国も疑問を持っている。外交や国際世論の力で中国に説明してもらうことが必要だ」と指摘した。