×

日米防衛相「対北朝鮮、緊密に連携」で一致

2014年4月6日 15:04
日米防衛相「対北朝鮮、緊密に連携」で一致

 小野寺防衛相は6日、アメリカのヘーゲル国防長官と会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題に対し、日米が緊密に連携し、韓国などとも協力することで一致した。

 小野寺防衛相「北朝鮮による弾道ミサイル発射などの挑発行為が継続する中、日米の結束と緊密な連携を確認したいと思います」

 ヘーゲル国防長官「大臣から本日の議題として挙げられた課題は、日米両国のみならず、この地域が直面している重要な課題が含まれている」

 ヘーゲル国防長官は、北朝鮮のミサイル対処のため、2017年までに新たに2隻のイージス艦を日本に追加配備する方針を明らかにした。また、安倍政権の集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなどについて、ヘーゲル長官は「積極的な役割を果たそうとする日本の取り組みを支持する」と述べた。これに対し、小野寺防衛相は、政府・与党の議論の結果が、年末までに改定される「日米ガイドライン」に反映されるとの見方を示した。

 一方、中国の海洋進出については、「力を背景にした現状変更の試みには反対する」ことで一致し、ヘーゲル国防長官は「尖閣諸島には日米安保条約が適用される」と改めて指摘した。