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衆院選 与党圧勝…結果受け各党党首が発言

2014年12月15日 5:52
衆院選 与党圧勝…結果受け各党党首が発言

 14日に投開票が行われた衆議院選挙の結果について、各党党首が発言した。

 自民・安倍晋三首相「自民党、公明党に一票を入れていただいて、政権を続けていくことができます。この頂いた信任に対してしっかりと期待に応えていくことが大切ではないか」

 自民党の安倍首相は、「2年間の安倍政権の実績に信任を頂いた。慢心することなく進めていきたい」などと述べ、今後も経済最優先で取り組んでいく考えを示した。

 閣僚と自民党役員の人事については、「今晩じっくり考えたい」と述べるにとどまったが、今月24日に特別国会を召集して、首相指名選挙と組閣を行い、第3次安倍内閣を発足させたい考え。自民党執行部は続投の方向だが、新内閣では、政治とカネの問題などが指摘された閣僚を続投させるかどうかが焦点。

 公明・山口那津男代表「謙虚で丁寧な合意形成、また政権運営、これにつとめることが国民の期待に沿うことだと思っておりますので、(そのために)公明党の役割は非常にあると思っております」

 公明党の山口代表は、公約の目玉に掲げた軽減税率の導入を自民党との連立合意に盛り込みたいとの考えを強調した。

 民主党・海江田万里代表「与党の議席増を何とか減らしてほしいという国民の声に十分応えることができずに、これは反省をしております」

 一方の野党側だが、民主党の海江田代表は落選した。15日に代表を辞任する考えを表明することにしている。これを受けて民主党では、今後、海江田氏の後任を決める代表選を行うことになる。

 維新・江田憲司共同代表「今回、与党を利さずということで(野党間で候補者の)すみ分けはしました。統一見解を設けてやっていくことではなくて、それが見透かされた訳ですよ、国民に」

 維新の党の江田共同代表は、「自民でも民主でもない政権交代可能な勢力を作っていく」と述べ、野党再編を目指す考えを示した。

 また、議席を大きく伸ばした共産党の志位委員長は次のように述べた。

 共産党・志位和夫委員長「安倍政権にもっとも厳しく反対した、対決を貫いた日本共産党が躍進したと。これもひとつの民意なんですね。これに示された民意も安倍政権は受け止める必要があるんではないか」

 惨敗した次世代の党の平沼党首は、「あまりに急な解散だったため、知名度が不足していた」「今後は党の理念や基本政策をさらに高めて、国民の要望に応えていきたい」と述べた。