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民主代表選 立候補の3氏が決意表明

2015年1月7日 17:04
民主代表選 立候補の3氏が決意表明

 海江田代表の後任を決める民主党の代表選挙が告示され、7日から選挙戦がスタートした。立候補を届け出たのは長妻元厚生労働相、細野元幹事長、岡田代表代行の3人。東京・新宿では7日午後、長妻元厚労相、細野元幹事長が街頭演説を行っている。目の手術の影響から岡田代表代行は参加せず、メッセージが代読される。

 7日午後2時から行われた共同会見で、各候補はそれぞれ代表選に臨む決意を次のように表明した。

 長妻元厚労相「野党として今の政権をきちっと監視していく。その指揮官としてチームをまとめて突破していく。そういう力もあると」

 細野元幹事長「過去と決別をして変わったんだという姿をお見せをすることでしか、我々が実現しようとしていることは前に進みませんので、それをやるのは私、細野豪志ではないか」

 岡田代表代行「安倍総理と堂々の議論ができる。そのためには自分が適任であると考えました」

 また、細野元幹事長がこれまで野党再編も視野に入れた動きを見せていたこともあり、維新の党などとの野党再編も争点になるとみられていた。しかし7日の会見では、細野氏も野党再編に慎重な姿勢を示した。

 長妻元厚労相「まずは民主党が明確に旗を立てるということが先決だと思って。それが終わらないうちに他党とうんぬんという話は、私は順番が違うのではないか」

 細野元幹事長「維新の議員といろんな議論の場をともにしてきました。党として一緒になるのは現実的には難しいと思っています」

 岡田代表代行「橋下さんが従来言われてきたことは『民主党の一部と一緒になる』と、つまり我が党が分裂することを前提にした物言いですね。これは受け入れられません」

 今回の代表選では、全体の約3分の2を占める地方議員や党員・サポーター票の行方が勝敗を左右する鍵となる。各候補は、今後、全国各地で集会などを行い、今月18日の臨時党大会で新たな代表が選出される。