今月１８日に行われる民主党代表選挙について、国会議員票で細野元幹事長と岡田代表代行が激しく競り合っていることが分かった。ただ、１回目の投票では決着がつかず、決選投票になる公算が大きくなっている。

　日本テレビの調べによると、党所属国会議員１３２人のうち、細野氏と岡田氏がそれぞれ４０人余りの支持を固めて競り合い、長妻元厚労相が３０人程度の支持を得て追う展開となっている。

　しかし、総ポイントの約３分の２を占め勝敗のカギをにぎる地方議員や党員・サポーター票については、各陣営とも「フタをあけてみるまで分からない」としている。

　ただ、１回目の投票ではいずれの候補者も過半数を獲得するのは難しいと見られ、国会議員による決選投票になる公算が大きくなっている。細野氏と岡田氏による決選投票になった場合は、長妻氏により近い岡田氏が有利との見方があるが、党員・サポーター票の出方によっては議員の動向に影響を与える可能性もあり、予断を許さない。

　決選投票をにらんだ３陣営の駆け引きが、今後、激しさを増しそうだ。