民主・細野氏「漏れた年金問題」と批判
日本年金機構の情報システムから受給者の個人情報が流出したとみられることを受け、民主党の細野政調会長は「政権全体の極めて大きな問題だ」と述べ、今後、政府の責任を厳しく追及する考えを強調した。
細野政調会長「第1次安倍内閣で『消えた年金問題』が発生したと。第2次安倍内閣で、今度は『漏れた年金問題』が発生したと」
民主党の細野政調会長は、この問題について「政権全体の極めて大きな問題だ」と述べ、今後、政府の責任を厳しく追及する考えを強調した。その上で、年金や雇用の問題を議論する衆議院の厚生労働委員会でこの問題の審議を行う必要があるとの考えを示した。このため、現在、厚生労働委員会で審議されている労働者派遣法の改正案については、「審議に重大な影響があるのは当然だ」と述べた。
政府・与党は、派遣法改正案を今週にも衆議院で採決したい考え。与党側は、3日午前に情報流出の問題について集中審議を行うことで派遣法改正案の審議を進めるよう提案したが、野党側と折りあわず継続協議となっている。