サイバー攻撃を防ぐために６日に閉鎖された日本年金機構のホームページは、８日朝から情報流出に関する電話相談の番号など簡単な内容のみの掲載を始めた。

　日本年金機構のホームページは、サイバー攻撃に弱い面が見つかったとして、６日午後に閉鎖された。年金機構は完全復旧のメドがたたないとして、８日朝から個人情報の流出に関する相談電話の番号など簡単な情報だけ、ホームページ掲載を始めた。個人情報流出に関するコールセンターへの相談は、７日までで３４万４７５１件に上るという。

　一方、年金情報の流出問題を検証する第三者委員会が８日、初会合を開いた。最高裁判所の元判事やサイバー問題の専門家らが、年金機構や厚生労働省の担当者のヒアリングなどを行い、原因究明と再発防止に取り組む方針。