安全性の強化対策 日本年金機構がHP閉鎖
個人情報の流出が問題となっている日本年金機構はホームページについて安全性を確保できていない恐れがあるとして、6日午後から閉鎖している。
日本年金機構によると、情報流出問題を受けてホームページを調査したところ、ウイルスに侵入されやすいポイントがみつかり、安全性を強化する対策を行っているという。個人情報などを管理するシステムへの影響はないということだが、ホームページは6日午後から閉鎖され、復旧のメドは立っていない。
一方、情報流出問題で、流出した約125万件の個人情報は、沖縄県と和歌山県の事務センターと、東京の「記録突合センター」の、3か所で使われたファイルであることが関係者への取材でわかった。
このうち、「記録突合センター」は、保険料を納めたのに年金記録がない、いわゆる「消えた年金」問題を解決するため、紙の年金記録とコンピューター上の記録をつき合わせる作業を行う所で、今回は、その結果を全国の受給者らに郵送するために使った住所などのファイルが流出したとみられている。