“全文公開”自民党総裁選 小林鷹之議員(49)の政策“一番手”で会見「新たな自民党に生まれ変わる」
19日午後、国会内で自民党総裁選挙への出馬を表明する小林鷹之前経済安保担当大臣。会見を開いて出馬表明するのは“一番手”となる。記者会見で公開された政策を“全文公開”。
■「新たな自民党に生まれ変わる」(党改革・政治改革)
まずは信頼回復。不正には厳正に対処。政策活動費や旧文通費の更なる透明化。第三者機関設置等の改革。開かれた活力ある人事や意思決定の仕組み。能力や経験を重視し、あらゆる世代の議員の力を結集。
■総裁選の戦い方
若手からベテランまで、多くの信頼する同志とともに、「自民党が生まれ変わる」ことを証明したい。そのため「脱・派閥選挙」をこの総裁選で徹底する。
■目指す国づくり
世界をリードする日本/真に自律し、他国の動向に右往左往しない日本/世界から信頼され、必要とされる日本/夢と希望を感じられる社会⇒2050年の日本の姿を見据えた「国家戦略2050」の策定
■主な政策
①経済
・「経済が財政に優先する」。オールジャパンで日本経済を上昇気流に乗せる。
・世界をリードする戦略産業を育成し、暮らしがよくなる実感を全国津々浦々に届ける新しい産業政策「シン・ニッポン創造計画」。国家プロジェクトとして、地方に大胆に投資。地方はもっともっと稼げる。東京一極集中是正にもつなげる。
・大企業と中小企業が、より対等な協働関係を構築し、中小企業の利益増大を徹底支援。本年中に物価高に伴う対策パッケージを打ち出す。
②外交・安全保障
・防衛力の強化。国家安保戦略の確実な執行、防衛生産基盤強化、自衛官の抜本的処遇改善、能動的サイバー防御の法整備
・新たな外交戦略「BRIDGE」。価値観や利害対立が顕在化しつつあるグローバルサウスと欧米先進国の「架け橋」となり、国際秩序を強化する役割を果たす。米中とは異なる、日本にしかできない方法で世界をリード。
・我が国初となる「経済安全保障戦略」の策定、インテリジェンス機能の強化
③「安心」と「希望」に関わる政策
・社会保障:給付か負担かではなく、第三の道。イノベーションを通じて、成長産業でもある医療・介護の持続可能性を高める。創薬を世界をリードする産業に。若い人たちに過度な負担がかかる現行の社会保障の概念を打ち破り、将来に安心と活力をもたらす社会保障制度改革
・教育・若者対策:あらゆる世代の「選択肢」と「可能性」を拡大、あらゆる政策を総動員して、若者の手取りを大幅に増やす。結婚や子育てといった、若者一人一人の希望をかなえられる社会をつくりあげる。就職氷河期世代対策。
・防災・国土強靱(きょうじん)化:事前の備えのための十分なインフラ投資、南海トラフ・首都直下型地震の被害想定更新や対策強化
④憲法改正
・もはや先送りできない課題。政治の「要諦」は危機管理であり、緊急事態条項創設と自衛隊明記は喫緊の課題。早期の発議に向けて、最大限の熱量で取り組む。
■鷹の「換羽(かんう)」という習性と同じく、自民党も、時代に合わなくなった古い羽(慣例)を、勇気をもって脱ぎ捨て、新しい羽を生やす。大先輩から後輩まで、あらゆる皆様の協力を仰ぎ、守るべきものを守るために、新たな自民党を創っていく。
~自民党は、生まれ変わる。日本は、生まれ変わる。この国を、より高く、より遠くへ。~