維新の党 通帳や届出印返還求め民事訴訟
維新の党は11日、党を除名されたいわゆる“大阪側”の議員らが政党交付金が振り込まれる銀行口座の通帳や、その届出印の返還に応じず、「党務の運営に支障が出ている」などとして、大阪地裁に返還を求める民事訴訟を起こした。
維新の党・今井幹事長「現段階で依然として通帳・印鑑、返還してもらえない状態が続き、党務の運営に支障が出ているという現状もありますので、あらためて返還請求をしました」
今井幹事長は、銀行から党費の引き出しができないことから、職員への給与の支払いが滞っていることなどを明らかにした。
また、大阪側が通帳と印鑑を引き渡さないのは、「単に維新の党の業務を妨害し、大阪側の議員が今後参加する予定の『おおさか維新の会』を利することが目的だ」と批判した。
維新の党は先月、この通帳と印鑑の返還を求めて、大阪側の議員らを東京地検に告発しているが、いまだ受理されないことなどから民事訴訟を提起したもの。