内閣不信任決議案 与党など反対多数で否決
野党4党が提出した安倍内閣に対する不信任決議案は衆議院本会議で31日午後、与党などの反対多数により否決された。
内閣不信任案は31日午後5時すぎに採決され、自民・公明の与党と、おおさか維新の会などの反対多数で否決された。不信任案提出の理由について民進党の岡田代表は、安倍内閣は「経済失政により消費税を引き上げられる状況をつくり出せなかった」とした上で、「公約違反を国民に謝罪し即刻退陣すべき」と迫った。
これに対して自民党側は「アベノミクスにより日本経済は着実に回復に向かっている」などと反論した。
消費増税の再延期はアベノミクスの失敗によるものなのか、7月の参議院選挙の最大の争点になりそうだ。安倍首相は6月1日に記者会見を開いて再延期の理由について国民に説明する。