次世代戦闘機 日英共同研究の覚書を締結
防衛装備庁は16日、次世代ステルス戦闘機での技術協力に向け、アメリカ以外の国で初めてイギリスと共同研究する覚書を締結した。
防衛装備庁では、来年度までに次世代の戦闘機を国産か国際共同開発にするか判断することになっている。次世代戦闘機では、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能が重要で、日本は国産ステルス機「X-2」を開発し国内での技術力を高めてきた。
一方、イギリスの戦闘機は去年、国内で初めての共同訓練に飛来した「タイフーン」が主力だが、日本と同じ時期に更新期を迎える予定で、日本の高性能レーダー技術にも関心を寄せているという。
日本とイギリスの両政府は16日、ステルス戦闘機に求める性能や保有している技術について互いの情報を交換することなどを盛り込んだ覚書に署名し、今年秋までに共同開発に進めるかどうか判断したいとしている。