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航空機使用の北方領土墓参 今月18日へ

2017年6月9日 10:42

 岸田外相は9日、北方領土の元島民らによる航空機を使っての墓参りを今月18日に行うと発表した。

 航空機を使って行う墓参りは、4月に行われた日露首脳会談で合意されたもので、高齢化している元島民の身体的な負担を軽減する目的で初めて行われることとなった。参加者は元島民や家族など約70人で、中標津空港を出発し、国後島・択捉島の2島を訪れ、日帰りで行うという。

 岸田外相は「日露の協力を進めることは平和条約締結に向けて大きなプラスになる」と述べ、航空機による墓参りを来年以降も続けていく考えを示した。