天皇退位特例法成立 天皇陛下の退位実現へ
天皇陛下の退位を可能にする特例法が9日午前の参議院本会議で可決、成立した。これにより明治以降初めて天皇の退位が実現することになる。
成立したのは「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」で、退席した自由党を除く全会一致で可決、成立した。今の陛下に退位を認め、皇太子さまの即位を実現することや、陛下の退位後の称号を「上皇」とすることなどが盛り込まれている。退位される日は特例法の公布から3年以内とされている。
安倍首相「この問題が国家の基本、そして長い歴史、未来に関わる、重要な課題であることを改めて実感しました」
また安倍首相は、女性宮家創設の検討などを盛り込んだ特例法の付帯決議を尊重して、今後、検討を進める考えを示した。