安倍首相は、政権と距離を置いてきた野田聖子元総務会長を入閣させる方針を固めた。

　野田議員は、前回の総裁選挙で出馬を目指すなど、政権と距離を置いてきた。安倍首相は挙党態勢をアピールするため、野田議員を重要閣僚で起用する方針を固めた。

　また、国家公安委員長に小此木八郎国対委員長代理が、環境相に中川雅治参議院議員が内定した。

　一方、ポストは決まっていないが、河野太郎前国家公安委員長、鈴木俊一元環境相、上川陽子元法相、齋藤健農水副大臣、梶山弘志元国土交通副大臣、松山政司参議院国対委員長の入閣が固まっている。

　加藤勝信１億総活躍担当相も、何らかのポストで閣内に残留することが決まっている。

　これにより、閣僚の顔ぶれは全員出そろったことになり、岸田外相や金田法相の後任が誰になるかなどが焦点。

　また、萩生田官房副長官の後任には、西村康稔元内閣府副大臣が内定した。