希望・共同代表選 討論会で路線の違い鮮明
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希望の党の共同代表選挙に立候補した玉木雄一郎議員と大串博志議員は9日、公開討論を行った。討論では両議員の路線の違いが改めて浮き彫りになった。
小池代表の考えに近い玉木議員と距離をおく大串議員は、路線対立が鮮明なことから、代表選後の党分裂を心配する声もあがっている。
大串博志議員「集団的自衛権をふくむ安全保障法制、これに関しては、容認するという立場には立たない」
玉木雄一郎議員「安保法制については、容認できる部分と容認できない部分が混在している」
安全保障関連法については、大串議員が「容認できない」としたのに対し、玉木議員は「束ねられた法律の一部を見直すべき」と主張した。
また憲法9条改正は「不要」と明言する大串議員に対し、玉木議員は、「9条もふくめてしっかりと議論すべき」と強調した。
さらに、野党連携については大串議員が「無所属や民進党、立憲民主党とも統一会派を目指す」と積極的なのに対し、玉木議員は、「まずはしっかりと足腰を固めていく」と述べるにとどまっている。
選挙戦は玉木議員が優位に進めているが、党内からは、「路線対立が深刻化し離党者が出るのでは」との声もあがっている。共同代表は、所属国会議員53人の投票により、10日に選出される。