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野党「森友」問題で昭恵夫人の“影響”追及

2017年11月28日 12:17
野党「森友」問題で昭恵夫人の“影響”追及

 衆議院予算委員会は28日、2日目を迎えた。森友学園への国有地売却を巡り、立憲民主党の逢坂議員は安倍首相に対し、小学校の名誉校長に就任していた昭恵夫人の影響をただした。

 追及に対して安倍首相は、「議論を聞いていれば妻がかかわりがないことは普通にわかる」と強調した。

 立憲民主党・逢坂誠二議員「いわゆる総理の奥様がかかわっていたのではないか。意思決定過程の不透明さ、ここにこの問題の根深さを感ずるわけでありますけれども」

 安倍首相「今までの(籠池理事長らと財務省側の)やりとり聞いておりますと、相当当然そう(意思決定過程の不透明)感じるのは当たり前なんだろうと思うわけですが、そこについてもこれは全く私の妻がかかわりようがないということは議論を聞いていただければ普通にわかることではないかと」

 これに対して逢坂議員は、昭恵夫人の国会招致を求めた。安倍首相は、国会の決定には従うとしつつも「新しい議論はないだろうと思う」と否定的な考えを示した。

 また、逢坂議員は財務省に対して、森友学園への国有地売却について「今でも法にのっとって適切に対処したと言い切れるか」とただした。太田理財局長は「その時点では、最善だと思ってやったことが、振り返ってみると必ずしも適切でないということがある」と釈明した。