×

『金額』と『価格』財務省の森友答弁に注目

2017年11月29日 21:25
『金額』と『価格』財務省の森友答弁に注目

 ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWSここにフォーカス」。29日は、森友学園の問題を巡る28日の衆議院予算委員会での、金額の提示はあったが価格交渉ではない、とした財務省の答弁について柴山昌彦・自民党筆頭副幹事長と逢坂誠二・立憲民主党政調会長代理が語る。

     ◇

 柴山昌彦氏「撤去費用等も含めて財務省が接触を行っていた。ただ、財務省としてはそれ(価格交渉)を認めてしまうと規範違反になってしまうということだと思います」「撤去費用の説明などはしたが、いわゆる価格交渉というものはないというのがこれまでの財務省の答弁だったということだと思う」

 近野キャスター「予算委員会の理事、与党側の一員としてあの場(予算委)にいて財務省の答弁を聞いて率直にどんな風に感じた?」

 柴山氏「率直に言って財務省が任務懈怠(けたい)、つまり任務を怠ったと認めるわけにはいかない。当然のことながら『予定価格』というキーワードと『金額』というキーワードで答弁をしたということだと思う」

 近野キャスター「そこは金額と価格というものをいわば使い分けて切り抜けたということなんでしょうかね」

 柴山昌彦氏「そうですね」

 逢坂誠二氏「当初からお金がどれぐらいになるかが多分この事案の中心なんです」「価格交渉という言い方が適切かどうかは分かりませんけど。(安倍)総理は『値引き交渉』なんていう言い方をしましたけど、いずれにしてもお金に関するやりとりはあったということだと思う」

 近野キャスター「(財務省の答弁で)『金額』という言葉と『価格』という言葉の使い分けはすごいな、と感心しました」

 逢坂誠二氏「詭弁(きべん)ですね。詭弁ですね」