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「103万円の壁」協議 わずか10分で打ち切り 国民民主党が“激怒”

2024年12月18日 6:33
「103万円の壁」協議 わずか10分で打ち切り 国民民主党が“激怒”

いわゆる「103万円の壁」をどこまで引き上げるか、自民・公明・国民民主の3党が協議を続けていますが、17日に行われた6度目の協議は、わずか10分で打ち切りとなりました。

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“103万円の壁”の引き上げをめぐり、17日に行われた自民・公明・国民民主による「6度目の協議」。

口をへの字に曲げ、険しい表情をしていたのは、国民民主党の古川税調会長です。先月、初めての協議の際には、柔和な表情を見せていましたが、変化の理由とみられるのが、13日に行われた協議の内容です。

与党側が“壁”について、所得税の基礎控除などを123万円まで引き上げることを提案。国民民主党が求めている178万円とは、差があるものでした。これに古川税調会長は、ゴルフにたとえて不満を口に。

国民民主党 古川税調会長
「このままだと日が暮れて、ボールがグリーンに届く前にゲームセット」

“グリーン”とは、ゴルフで最後にボールを入れるカップがあるエリア。「与党側の提案はそこまで届いていない」としました。

こうした中、17日に6度目の協議を迎えました。予定されていた時間は1時間でしたが、わずか10分ほどで終了。その理由について…。

自民党 宮沢税調会長
「古川税調会長からですね、『今回は新たな提案はありますか』。こういう話があったものですから。グリーンがどこにあるのかわからないものだから、交渉ができるようになるグリーンがどこにあるのか、教えてくださいと申し上げた」

折り合える点がどのあたりにあるのか、目標を示すよう求めたといいます。しかし…。

自民党 宮沢税調会長
「『新たな提案がないのであればこれ以上協議はできません』。お帰りになった」

与党の求めに国民民主党は応じることなく退出し、急きょ、打ち切りとなったのです。

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夕方、国民民主党内で報告されると、出席していた玉木代表(役職停止中)から怒りの声が。

古川税調会長
「先方からは『グリーンがどの辺かわからないから提案のしようがない』と…」

玉木代表(役職停止中)
「なんだよそれは。グリーン(目標)は178万円だよ!」

17日夜、石破首相は…。

石破首相
「我々として引き続き協議をお願いしたいと思っていますし、対応には誠意をもって臨みたいと思っている」

自民党側からは、国民民主党側が歩み寄ってくれば「123万からあげる用意はある」との声も出ていて、神経戦が続いています。

(12月17日放送『news zero』より)

最終更新日:2024年12月18日 6:33