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防衛相「新型ICBM級」との認識明らかに

2017年11月30日 12:18

 小野寺防衛相は参議院予算委員会で、29日に北朝鮮が発射したミサイルについて、「新型のICBM級の弾道ミサイルだった」との認識を明らかにした。

 小野寺防衛相「飛しょう距離および高度、これまでに見られたことのない9軸のTEL(移動式発射装置)、発射装置、移動式の装置に搭載された様子が確認できること。弾頭の先端の形状が鈍頭、これは丸みを帯びた先端であることなどを踏まえれば、新型のICBM級の弾道ミサイルだったと考えられます」

 小野寺防衛相はさらに、「北朝鮮が公表した画像によれば、今回のミサイルは2段式で、液体燃料の特徴である直線状の炎が確認できる」と分析した上で、「かなりの能力を持った弾道ミサイルであり、引き続きしっかりした体制をとっていきたい」と強調した。