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河野外相、エルサレム訪問“仲介役”成果は

2017年12月26日 6:33

中東情勢が緊迫する中、河野外相は25日、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と相次いで会談した。

河野外相は25日、エルサレムを訪れて、ネタニヤフ首相と会談した。アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めて以降、主要国の閣僚では初めてのエルサレム訪問。その後、パレスチナ自治区のラマラで、アッバス議長と会談した。

エルサレムやパレスチナ自治区では、アメリカの決定を受けて抗議デモが相次ぎ、衝突で多数の死傷者が出ている。一連の会談で河野外相は、エルサレムの帰属について、イスラエルとパレスチナの交渉で解決すべき、とする日本政府の立場を説明したとみられる。仲介役として日本の存在感を高めたい考えだが、両者の対立は激しく、具体的な成果が得られるかは不透明な情勢。