「やってもやっても終わらない」東北の記録的大雨被害…復旧作業続く
先週、東北を襲った記録的な大雨。住民やボランティアによる懸命な復旧作業が続いています。
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東北の至る所に残った爪痕。7月31日、照りつける日差しの中、山形・戸沢村の住民らは片付けに追われていました。
住民
「みんな本当に助けてくださいって感じ。ほんとにもう…だって、やってもやっても終わらないんですもん」
記録的な大雨による最上川の氾濫で、一時、孤立状態となった地区もある戸沢村。住宅約300戸が浸水するなど大きな被害が出ました。
記者
「付近を流れる最上川の水は、国道を越えて集落に流れ込んでいったということです」
この地区は、たびたび水害に見舞われてきたといいますが…
住民
「今までは床下。今回ここ(窓枠の上部)まで水来たんですよ」
──こんなこと今までは?
住民
「ないないない、初めてですね。これ以上ここで暮らすには厳しいかなと。またって可能性もありますので」
東北では8月1日以降、ようやく梅雨明けとなる見込みですが、7月31日夜も雨が降るところがあり、引き続き土砂災害などの二次災害に注意が必要です。