森友学園に関わる決裁文書の改ざん問題をめぐり、国会で２７日、財務省の佐川前理財局長の証人喚問が行われる。

２７日の佐川氏の証人喚問は、まず参議院で午前９時半から約２時間行われ、午後には衆議院でも２時間ほど行われる。それぞれ決裁文書改ざんに至った経緯や理由、誰かの指示があったのか、政治的な関与があったのかなどについて与野党の国会議員がただす。

これに先立ち２６日夕方には、質疑に立つ野党の議員が集まり、証人喚問での追及内容について確認した。

立憲民主党・福山幹事長「佐川さんが当時、改ざん文書に対してどの程度強い関与をしたのか。さらにはそのことが誰の指示で、またどういう意思決定の中で行われたのかが重要だと思う」

野党側は、佐川氏の証人喚問は「入り口に過ぎない」として、安倍首相の昭恵夫人らの国会招致につなげていきたい考え。

刑事訴追の恐れもあることから佐川氏は証言拒否を繰り返すとの見方もある中、新たな事実が語られるかが焦点。