野田総務相が１日、女性を対象にした「政治塾」を開講した。９月の自民党総裁選をにらみ「ポスト安倍」候補として存在感を示したい考え。

女性活躍担当相も務める野田総務相は、女性の政治参加を促したいとして地元・岐阜県で政治塾を立ち上げ、自ら講演を行った。初回の講義には１５歳から６９歳までの７２人が参加した。

野田総務相「女性がしっかりと答えを出さなければならない問題が山積している中、その（政治家の）仲間たちがいっこうに増えてこない居心地の悪さをどうにか解消できないかなという思いで（女性政治塾を）立ち上げた次第です」

終了後、野田総務相は、改めて総裁選出馬への意欲を示した上で、「政治の中で一番足りていないのが女性を含めたダイバーシティ、多様性だ」として、総裁選に向けては女性の活躍を他の候補にない旗印として掲げていく考えを強調した。