加計学園“首相案件”文書 愛媛県が作成
加計学園の獣医学部新設を巡り、愛媛県の職員などが、2015年4月に、当時の柳瀬首相秘書官と面会した際、柳瀬氏が「本件は首相案件」などと発言したことを記載した文書を、県が作成していたことが分かった。
加計学園の獣医学部新設を巡っては、愛媛県や今治市、それに加計学園の担当者が、国家戦略特区で申請する2か月前の2015年4月2日に、当時の柳瀬唯夫首相秘書官と面会していたのではないかと、野党などが追及してきた。
一方、柳瀬氏は国会の答弁で「覚えていない。会った記憶はない」などと繰り返してきた。
しかし、愛媛県などが柳瀬氏と面会し、柳瀬氏が「本件は首相案件」などと発言したことを記載した文書を、愛媛県が作成していたことが関係者への取材で分かった。
愛媛県の中村知事はこの文書についての調査結果がまとまり次第、会見を開くとしている。