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空自の緊急発進904回 対中国機が半数超

2018年4月13日 22:53

防衛省は2017年度の航空自衛隊による緊急発進(=スクランブル)の回数が904回だったと発表した。このうち、中国機が沖縄本島と宮古島の間を通過したのは過去最多の36回で、引き続き警戒を強めている。

防衛省によると、昨年度のスクランブルの回数は904回で、前年度に比べて264回減少した。このうち中国機へのスクランブルは500回で、前年度に比べて351回減少したものの、全体の約55%を占めている。

中国機をめぐっては、中国軍の戦闘機が去年12月に東シナ海から対馬海峡を通過し、初めて日本海まで飛行したほか、沖縄本島と宮古島の間を通過した回数は過去最多の36回となった。

防衛省は、「スクランブルの回数は減少したものの、中国軍の活動は活発な状態を維持している」と分析している。