内閣府次長“加計学園の車”使用を野党追及
加計学園問題をめぐり、野党側は当時、国家戦略特区を担当していた内閣府の次長が獣医学部新設をめぐる出張の際、加計学園が用意した車を使用し、これが国家公務員倫理規範に抵触するのではないかと追及した。
当時の次長は出張記録には「官用車」を使用したと記述していて、立憲民主党の阿部議員は安倍首相に対して「明らかに倫理規範に抵触する」とただした。
立憲民主党・阿部知子議員「明らかに公務員の倫理規範に抵触すると思いますが、なぜこういうことが起こると思うのか、そして問題はどこにあるのか」
安倍首相「国家公務員は、国民から疑念を持たれることのないよう、様々なルールにのっとって自らをしっかり律する必要があると思います。現在、梶山大臣が精査中とのことであり、しっかり対応してまいりたいと考えております」
立憲民主党・阿部知子議員「資料の出てくるのは遅い。参考人にも出ない。精査中だと。これいつものパターンであります」
また、内閣府の担当者は「そうした事実があるのかないのかも含めて、現在調査をしていて、現時点では説明を差し控えたい」と述べた。
国民民主党の今井議員はさらに、「加計学園から次長が、便宜供与を受けていたことは大変な問題だ」と指摘したが、安倍首相は「この段階で私が判断することは差し控えたい。いずれにせよルールにのっとって対応することを求められているんだろう」と述べるにとどまった。