自民党 議員定数「6」増やす新案まとめる
参議院の選挙制度をめぐり、自民党は、1票の格差を是正した上ですべての都道府県から議員を出せるようにするなど、議員定数を「6」増やす新たな案をまとめた。
自民党が取りまとめた公職選挙法の改正案では、1票の格差を3倍以内にするために、1票の価値が最も低い埼玉選挙区の定数を「2」増やす。
さらに、比例代表の定数を「4」増やした上で、比例名簿の上位に特別枠を設け、その特別枠に、「合区」によって候補者を擁立できなくなった県から候補者をあてて、優先的に当選させることを可能とする。
自民党・舞立昇治参院議員「しっかり丁寧に、国民の皆様にこの定数増の、参議院の仕事の拡大とセットで理解を求めていきたいと思っています」
自民党は、来年夏の参院選に間に合わせるため、改正案の今国会での成立を目指しているが、議員定数を増やすことには各党の強い反対も予想される。