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“参院議員定数6増”参院特別委で可決

2018年7月11日 14:25
“参院議員定数6増”参院特別委で可決

自民党が提出した参議院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案は、参議院の特別委員会で採決され、自民・公明両党の賛成多数で可決された。

採決自体にも野党側が強く反対する中で、改正案は特別委員会で可決された。自民党は今の国会で成立させる方針で、このあと参議院本会議でも採決し、可決させる構え。

自民党の改正案は、議員定数を6増やした上で、比例名簿上位に特定枠を設け、「合区」により候補者を擁立できなくなった県から優先的に当選させるためのもの。

改正案を審議する特別委員会で11日午後、自民党が採決に踏み切ろうとしたため、野党側は委員長の「不信任動議」を提出した。

無所属・小西洋之議員「合区の制度によって失われたはずの議席が、失われたはずのその議員が、この特定枠によってよみがえってしまう。一票の格差をさらに拡大するのではないか」

自由党・青木愛議員「(改正案は)合区地域の県から寄せられる不満解消のための党利党略の策であります」

しかし、自民党は「不信任動議」を否決した上で採決に踏み切り、改正案は自民・公明両党の賛成多数で可決された。

野党側は強く反発しているが、与党側は改正案を11日の参議院本会議でも可決させ、衆議院に送る方針で改正案をめぐる攻防は大詰めを迎えている。