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野党反発も…「参院6増案」衆院で審議入り

2018年7月13日 16:07
野党反発も…「参院6増案」衆院で審議入り

参議院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案が、13日から衆議院で審議入りした。与党側は、17日にも委員会で可決することを目指している。

野党側は、「自民党のためだけの法案だ」と審議入りに反発しているが、与党側は会期内の成立に向けて一気に突き進む構え。

公職選挙法改正案は、一票の格差を是正し、議員定数を6増やすほか、比例名簿上位に特定枠を設け、「合区」により候補者を擁立できなくなった県から優先的に当選させることができるようにするもの。

13日は、衆議院の委員会で改正案を提出した自民党による趣旨説明が行われた後、与党側の質疑が行われた。

一方、野党側は改正案について「国民の理解が得られるものではない」と強く反対している。

立憲民主党・辻元国対委員長「自分たちに都合がいい国会議員を増やすというような中身を強行しようとしている。これは認めるわけにはいかないと」

しかし、野党内には参議院の選挙に関わる法案だけに「衆議院で激しい抵抗は難しい」との声も出ている。

与党側は、改正案を17日にも委員会で可決させたのち、衆議院本会議で成立をはかる方針。