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内閣改造 厚労相根本氏、農水相吉川氏内定

2018年10月2日 10:48
内閣改造 厚労相根本氏、農水相吉川氏内定

安倍首相は2日、内閣改造と自民党役員人事を行う。内閣改造では厚生労働相に根本元復興相、農林水産相に吉川元農水副大臣が内定した。

内閣改造に先立って自民党本部では、党役員人事が行われている。2日午前、臨時総務会が始まっていてここで新しい党4役の人事が了承される。

自民党の新体制だが、加藤厚生労働相を総務会長に、甘利元経済再生担当相を選挙対策委員長に起用し、二階幹事長と岸田政調会長を留任させる。甘利氏や加藤氏など安倍首相に近い議員を主要ポストに起用することで、憲法改正や来年の参議院選挙に向け盤石の態勢を作る狙いがある。

また小泉進次郎議員については、党の役職にとどまる見通し。自民党執行部は、党の筆頭副幹事長の留任を打診したが、小泉氏は政策に関わる役職を希望しており、調整が進められているという。

一方、午後には内閣改造も行われるが、新閣僚の顔ぶれも固まりつつある。法相には石破派の山下貴司法務政務官を起用することが固まった。厚生労働相に厚生政務官を経験した根本氏を、そして農水相には元農水副大臣の吉川氏を起用するなど、経験者重視の布陣をくんでいる。

この他に女性閣僚としては片山さつき元総務政務官が地方創生担当相に内定した。さらに文部科学相には安倍首相の側近で総裁特別補佐もつとめた柴山衆議院議員を、IT担当相には平井元国土交通副大臣が、復興相に渡辺元経済産業副大臣が内定した。

午後には首相官邸に新しい閣僚が呼び込まれ第四次安倍改造内閣が発足することになる。