「新元号」来年4月はじめに事前公表の方針
政府は「平成」に代わる新しい元号を来年4月のはじめに事前公表する方針であることがわかった。
来年5月の改元に向けて政府内ではこれまで、新元号の公表時期を4月はじめとする案と、4月10日の、天皇陛下の即位30年を祝う式典の後にする案が検討されていた。
複数の政府関係者によると、官公庁などのシステム改修への影響を考慮した結果、4月はじめに公表し、作業を始めなければ国民生活に影響が出る可能性があると判断した。
政府はまた、公表時期について年明けに明らかにすることを検討している。
新元号をめぐっては、新たな天皇が新元号を定める政令に署名して公布すべきだと自民党の保守派などが主張し、事前に新元号を決定することに反対している。
このため政府は、慎重に調整を進めていたが、最終的には国民生活への影響が少ない方法を優先した形。