河野外相、イラン外相と緊張緩和に向け協議
アメリカとイランの対立で緊張が高まる中、河野外相は来日しているイランのザリフ外相と会談し、緊張緩和に向けた取り組みを求めた。
会談で河野外相は、イランの核開発を制限する核合意について、「核不拡散と、中東の平和と安定にとって不可欠だ」と指摘した。これに対しザリフ外相は、「核合意から離脱するつもりはない」との認識を示した。
ザリフ外相「アメリカが緊張をあおっていることは受け入れられず、一方的だ。イランはJCPOA(核合意)を守り続ける」
その上でザリフ外相は、緊張緩和に向けた日本の協力を求めた。
イランをめぐっては、核合意から離脱したアメリカがイランへの経済制裁を強化し、中東に原子力空母を派遣するなど軍事的な緊張が高まっている。