人事院は、国家公務員の給与を平均で０．０９％引き上げるよう安倍首相に勧告した。６年連続の引き上げ勧告。

民間企業で初任給の引き上げや若手社員の待遇を改善する動きがあることを受けて、人事院は、ことし、大卒公務員の初任給を１５００円、高卒公務員の初任給を２０００円引き上げることを勧告した。月給は０．０９％、ボーナスは０．０５か月分、それぞれ引き上げる内容。

３０歳代前半までの待遇改善を図る一方、中高年は据え置く方針で、勧告が実施されれば平均の年間給与は２万７０００円あがり６８０万円ちょうどとなる。

引き上げ率は年々縮まってきているが、これで６年連続の引き上げ勧告となった。