岸田首相「夜を徹して現地の情報収集に全力」考え強調
政府の対応を国会記者会館から中継です。
岸田首相が1日午後11時半ごろから取材に応じ、夜を徹して現地の情報収集に全力を挙げる考えを強調しました。
岸田首相「全ての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げるとともに内閣総理大臣である私自身が陣頭指揮をとって震災対応にあたってまいります。発災が日没直前であったこともあり情報収集に困難な状況でありますが、明朝まで夜を徹して現地情報を集めるよう指示を行ったところです」
岸田首相は、被害が大きい石川県の輪島市長と珠洲市長と電話で協議をしたということです。
この中で坂口輪島市長からは「電気・水も止まって携帯もつながらない。プッシュ型で物資を送ってほしい」と要請があったということです。
そして、泉谷珠洲市長からは「道路が寸断されている。灯油、軽油、食料、毛布など船舶も活用し送ってほしい」と要望があったということです。
こうした事態を受け岸田首相は、「必要物資をプッシュ型で海路も使って送るよう指示をした」と強調しました。
また、岸田首相は2日午前9時半から非常災害対策本部を開催し、終了後、自らが政府の対応などについて説明を行う考えを示しました。
続いて、自衛隊の対応です。防衛省は馳石川県知事から自衛隊の災害派遣要請を受け、およそ1000人態勢で救助活動にあたっています。また、陸海空自衛隊の航空機およそ20機が情報収集にあたっています。
このほか防衛省は中部方面隊を中心におよそ8500人を待機させていて、今後、必要に応じて増強するとしています。