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北の弾道ミサイル 2発でなく1発が分離か

2019年10月2日 14:19

北朝鮮が2日朝に発射した弾道ミサイルについて、菅官房長官は、発射されたのは2発ではなく1発で、2つに分離した可能性があると修正した。

政府は、2日朝の緊急会見では発射されたのは2発との見解を発表していたが、これを修正した形で、詳細はなお分析中としている。

菅官房長官「2発の弾道ミサイルが発射された旨、申し上げましたが現時点においては1発の弾道ミサイルが発射され、2つに分離して落下した可能性があると考えられます」

情報を修正した理由について政府関係者は「分析には時間がかかる。レーダーの精度ではなく解析の問題だ」と話した。また、当初から1発と発表していた韓国の鄭国防相は「分離すると、レーダー上では2発と見ることもできるので、誤認があり得る」などと指摘している。

一方、日本政府は新たに、ミサイルは島根県島後沖の北、約350キロの日本の排他的経済水域(=EEZ)内に落下したとの推定を明らかにした。

また、ミサイルの飛しょう距離は約450キロ、最高高度は約900キロと推定されるということで、河野防衛相は、ミサイルが通常より迎撃しにくいといわれる、いわゆるロフテッド軌道で発射されたとの見解を示した。