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在職老齢年金 減らす収入基準額据え置きへ

2019年11月26日 19:53

働いて一定の収入のある高齢者の年金を減らす「在職老齢年金制度」の見直しをめぐり、政府・与党は、65歳以上の人の年金が減らされる収入の基準額を、今の月額47万円に据え置く方向で最終調整に入った。

在職老齢年金制度をめぐっては、「高齢者の就労意欲をそいでいる」という指摘もあることから、厚生労働省は、年金が減らされる収入の基準額を引き上げ、制度を縮小する検討を進めてきた。

65歳以上の人の収入基準額については、月額51万円まで引き上げる案も検討されたが、与党内などから「高所得者優遇になるのではないか」などと慎重論が出ていた。

このため政府・与党は、65歳以上の人の収入基準額を従来通り47万円に据え置く方向で最終調整に入った。

一方、60歳から64歳までの人については、現在の28万円から47万円まで引き上げる方向となっている。

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