高校の教育無償化を議論 石破首相「財源確保も必要」 参議院で代表質問
国会では、参議院で代表質問が行われています。野党・日本維新の会が来年度予算案に賛成する条件としている教育無償化について、論戦が交わされています。
与党・公明党の竹谷議員は「高校の教育無償化」について、教育の質の向上を確保しながら実現していくべきだと主張しました。
公明党・竹谷とし子議員「高校の無償化については、より良い制度を構築し、教育の質の向上と恒久財源の確保と併せて早期に実現したいと考えます」
石破首相「教育の質の向上、基盤としての国の制度と地域の実情を踏まえ、地方自治体が独自に実施する支援とのバランス、安定的な財源の確保といった論点も総合的に考える必要がございます」
一方、与党側は30日から衆議院予算委員会での実質審議を行いたい考えですが、見通しが立っていません。野党側が審議入りの条件として旧安倍派の会計責任者の参考人招致を求める中、自民党が反対しているためです。
政府与党はタイトなスケジュールの中、予算案の年度内成立を目指し、29日も断続的に野党との協議を続けていますが、審議入りからスケジュールが乱れるという与党としては苦しい展開となっています。