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“学術会議任命問題”首相と野党代表が論戦

2020年10月29日 16:31
“学術会議任命問題”首相と野党代表が論戦

菅首相の所信表明演説に対する衆議院の代表質問で、野党側は引き続き、日本学術会議の任命問題を追及しました。中継です。

菅首相は任命拒否の理由は説明せず、従来の主張を繰り返し、任命拒否は自らが最終的に判断したと強調しました。

共産党・志位委員長「突然、学術会議の推薦名簿は『一部の大学に偏っている』『民間、若手が極端に少ない』などと非難を始めました。学術会議が推薦した名簿を『総理は見ていない』という。『見ていない』で、どうして推薦名簿にそのような特徴があることが分かったんでしょうか。語れば語るほど支離滅裂ではありませんか」

菅首相「今回の任命について、私が最終的な決裁を行うまでの間に推薦の状況については説明を受け、私の考え方については担当の内閣府とも共有しており、それに基づいて私が最終的な任命の判断をしたものであります」

一方、日本維新の会の馬場幹事長は、衆議院・解散総選挙についての首相の認識をただしました。

これに対し菅首相は「新型コロナ対策、経済の再生が最優先で、国民の政権への期待も、そこそこにあると思う」と指摘した上で、「1年以内に衆議院選挙を行う必要があり、時間の制約も前提にしながらよく考えていきたい」と述べました。