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改正案成立へ “客居残り”店は過料対象?

2021年2月3日 13:54
改正案成立へ “客居残り”店は過料対象?

新型コロナウイルス対策のための罰則を盛り込んだ特別措置法などの改正案は、3日夜、参議院の本会議で成立する見通しです。

改正案は、営業時間短縮の命令に応じない飲食店や入院を拒否した感染者に罰則として過料を科すことが盛り込まれています。3日の質疑で野党側は、罰則を判断する際の基準が不明確だとして追及しました。

社民党・福島党首「(午後)8時以降の営業に関して過料で処罰するということですが、国会議員がイタリアンのお店に行って粘って9時までいると、お客は処罰されないが、お店はこの法律が成立すれば過料の制裁になるっていうことですね」

内閣官房内閣審議官「(午後)8時まで、例えば営業時間の変更に応じていただいたにもかかわらずお客さんの方で居座っていたというケースは、要請に応じていただいてるということで、過料の対象にならないというふうに思ってます」

また、社民党の福島党首が、罰則を判断するのは誰なのかとただしたのに対し、西村担当大臣は「都道府県の危機管理の部署や保健所など、それぞれの都道府県によって対応がなされる」と述べました。