行事出席者への「対価として認識」 立憲議員が有権者に日本酒配る 公選法に抵触か
先週、立憲民主党の梅谷守衆議院議員(50)はいわゆる“統一教会”の問題などをめぐり、与党を厳しく追及していました。
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「国民は到底納得しない。さすがに『記憶にない』は通らない」
一転して、20日は謝罪する立場になりました。
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「このような疑念を抱かせたこと深くお詫び申し上げます」
問題となったのが、日本酒です。
梅谷議員の選挙区に住む住民
「これは梅谷本人からご神酒というかたちで、新年のあいさつをかねて持ってきておあずかりしました」
梅谷議員の選挙区である新潟・上越市の住民が、先月半ばに行われた行事の際、梅谷議員から直接手渡されたといいます。
梅谷議員の選挙区に住む住民
「(行事で)使うお酒は町内の予算で買っているし、ちょっとおかしい。あれ? と思います」
県の選挙管理委員会によると、議員が選挙区の有権者に食べ物や差し入れを渡すことは、公職選挙法で禁じられています。
公職選挙法に抵触するおそれもある行動。梅谷議員は「軽率だった」と配ったことを認めています。その理由については、行事の出席者への“対価”という認識だったと繰り返しました。
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「私は対価として認識をしておりました。この報道されたイベントに対する対価としての認識です」
――イベントを開催することに対しての対価
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「いや出席、ないしは参加」
また、梅谷議員は上越市内のほかの地域でも日本酒を配っていたことが取材でわかっています。
――報道の事案以外に同様のケースは
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「私自身は今回のこのような事態において、本当に認識不足だったなと」
――質問に答えていないです、今回の事例以外なかったか
立憲民主党 梅谷守衆議院議員
「今回、このような事態になったので、本当に深く軽率だったと思っております」
ほかのケースについては明言しませんでした。