海自200人規模で処分へ 特定秘密の不適切取り扱いや手当不正で
特定秘密の不適切な取り扱いや潜水手当の不正受給の問題などで、海上自衛隊の隊員が200人規模で処分される見通しであることが、防衛省関係者への取材でわかりました。
海上自衛隊をめぐっては、安全保障上の特定秘密をイージス艦を含む多くの艦艇で不適切に取り扱っていたことや、潜水士が実際に潜水していないにもかかわらず、潜水手当を不正に受給していた問題が明らかになっています。
防衛省関係者によりますと、これらの問題について、防衛省が100人規模の海上自衛隊隊員を懲戒処分にする方針で、訓戒などを含めると200人規模の隊員が処分を受ける見通しだということです。
処分対象者の最終的な調整段階で、近く発表するということです。
一方、10日に開かれた自民党の国防部会で、防衛省はこれらの問題があったことを初めて正式に認めました。