男性の育休取得は?いじめの解消は?「秋田県こども計画」素案 県議会で質疑
県議会は、17日に引き続き、締めくくりの質疑・総括審査が行われました。
公表された子どもや若者に関する施策、「秋田県こども計画」の素案について、当局の考えが質されました。
県は、「秋田県こども計画」の素案を公表し、今月13日からパブリックコメントを実施。
広く県民からの意見を求めています。
県のこども計画は、子どもや若者に関する施策の方針を示すもので、高校生の県内就職率やいじめの解消率など、具体的な数値目標も設定しています。
18日の県議会では、このうち、男性の育休取得やいじめの解消について当局の考えが質されました。
丹治純子 理事
「男性が普段から家事・育児にパートナーと分担して参加することは、子どもを過ごす時間が増えることもありますので、家族との絆が深まるとか」
「女性が社会で子育て期にあっても活躍するためには、男性が家事育児に積極的に参加することが不可欠であるというふうに認識しております」
安田浩幸 教育長
「いじめられた側の児童生徒のケアというのは最優先ではあるんですけれども、実際、学校の現場ではいじめた側の子どもに対するケアも同じくらい実際はやっています」
「こども計画」は、国が各自治体に努力義務として策定を求めていて、県の素案では、このほか、子どもの貧困対策や、ヤングケアラーへの支援、子育て当事者を社会全体で支える体制の充実なども盛り込まれています。