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木原防衛相、続投の考え 自衛隊不祥事で閉会中審査

2024年7月30日 18:14
木原防衛相、続投の考え 自衛隊不祥事で閉会中審査

防衛省、自衛隊の相次ぐ不祥事をめぐり、国会で閉会中審査が開かれました。野党側は、木原防衛相に辞任するよう求めましたが、木原防衛相は続投する考えを示しました。

立憲民主党・渡辺周議員「大臣ご自身の進退、つまり辞任をして、おやめになる、責任を取る。そこは判断すべきだと思いますが、大臣いかがですか」

木原防衛相「今まさに長年の私が着任する以前からのうみが出てきている。そういう状況の中で今、仕事を放棄することが責任の取り方とは思いません」

木原防衛相は一連の不祥事について「国民の信頼を損なうものであり、監督責任を含め、深くおわびを申し上げる」と陳謝しました。

また、潜水手当の不正受給に関して、逮捕者が出たことの公表が通常国会閉会後となったことについて、立憲民主党の渡辺周議員は「国会が終わるまで隠蔽したのでは」と追及しました。これに対して、木原防衛相は「法案審議への影響を考慮して非公表としたものではない」と反論した一方、「文民統制という観点からは非常に問題があったと思っている」と述べました。

一方、沖縄でアメリカ軍兵士による性的暴行事件が相次いでいる問題をめぐり、上川外相は、在日アメリカ軍による事件・事故発生時のアメリカ側から日本側への通報手続きについて、「詳細は把握していなかった」「問題になった段階でしっかりと把握した」などと説明しました。