岸田首相、人への投資で構造的賃上げの考えを強調 「令和臨調」に各党党首が招かれる
財界人や学者などが集まり、政策を提言する「令和臨調」の会合に各党の党首が招かれ、岸田首相は人への投資により経済成長を実現し、構造的な賃上げにつなげていく考えを強調しました。
岸田首相「30年ぶりの賃上げの動きや、100兆円を超える国内投資の動き、33年ぶりの株価の高騰など、前向きな動きが出ている」
岸田首相は、このように述べた上で、大事なのは、これが持続できるかどうかであり、労働改革を進め、人への投資を構造的な賃上げにつなげていきたいと話しました。
また、ロシアによるウクライナ侵攻についても触れ、国際社会を「弱肉強食に戻してはならない」として、9月以降のG20サミットや国連総会、APEC首脳会議などにおいて、各国の首脳に対し、国際社会の結束を訴える考えを示しました。
一方、立憲民主党の泉代表は「中道リベラルの勢力として現実的な政権運営を考えている」とした上で、国民民主党に対し「我々が共に政権を担いうる仲間である」と協力を呼びかけました。
これに対し、国民民主党の玉木代表は「泉代表と私は基本的に近いと思う」と述べる一方、「立憲民主党内が一色でないことが難しい」と述べ、連携には否定的な考えを示しました。