乱戦模様の自民党総裁選ですが、26日は河野太郎デジタル相が出馬会見を開きます。中継です。

総裁選、3度目の挑戦となる河野大臣は、豊富な閣僚経験と突破力を武器に総裁選を戦っていく考えです。

河野デジタル相「私の経験をしっかり生かして国をリードしていきたいというふうに思っています」

河野大臣は、午後2時から国会内で出馬会見を開きます。関係者への取材で26日、発表する政策の柱は党改革と外交・安全保障になるということです。河野陣営の幹部は「目玉政策は裏金議員への対応で厳しい姿勢を打ち出す」と話しています。

河野氏の強みは「経験と突破力」です。これまでに、外務・防衛大臣、ワクチン担当大臣などを務めた経験をベースに、持ち前の突破力で改革を進める姿勢をアピールします。

一方で、弱みは「派閥」との関係です。多くの派閥が解消するなか、河野氏は麻生派に残留しています。前回の総裁選で河野氏を支えたある議員は「麻生派から離脱しなければ支持できない」と話しています。

――世論調査に対して党内からはどういった反応が出ていますか？

ある政権幹部は、「世論調査で高い支持を受ける石破氏と小泉氏が、党員票で有利に戦いを進めるだろう」と分析しています。

中でも支持を大きく伸ばした小泉氏の陣営の1人は「まだ出馬表明していないのにこれだけ伸びた。まだ伸びる」と手応えを感じています。

一方、同じ陣営のベテラン議員はまだ、本格的な論争が始まっておらず「今は期待だけでこれから実力を厳しく見られる。まだ数字はかわるだろう」と冷静に分析しています。