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「小石河連合」今回はライバルに 河野氏出馬“裏金議員”に厳しい姿勢 石破氏“最後の戦い” 小泉氏は30日に…

2024年8月27日 5:50
「小石河連合」今回はライバルに 河野氏出馬“裏金議員”に厳しい姿勢 石破氏“最後の戦い” 小泉氏は30日に…

前回の自民党総裁選で連携したいわゆる「小石河連合」の3人。今回はライバル関係になりますが、その1人・河野デジタル相が26日に出馬を表明し、“裏金議員”への厳しい姿勢を示しました。

   ◇

26日午後10時すぎ、テレビ出演後に取材に応じた河野デジタル相。

──(総裁選の投票日までの)1か月、どのように臨んでいく?

河野太郎デジタル相(61)
「非常に多く候補者が出られるということになる。なるべくしっかりと自分の政策を世の中に発信をしていきたいと」

挑む、3度目の総裁選。

河野太郎デジタル相(61)
「自由民主党の総裁選挙に出馬いたします」

26日午後2時、正式に出馬を表明しました。

掲げたキャッチコピーは「有事の今こそ、河野太郎」。自身の武器としてアピールしたのは、これまでの“実績”です。

河野太郎デジタル相(61)
「改革と言うのは簡単です。 やるべき改革をやった実績があるのか。そこが問われるんだと思います」

ワクチンやマイナンバーカードなどの政策について「批判もあったが前に進めてきた」と訴えました。

また、踏み込んだ発言をしたのが、裏金事件をめぐる対応です。「政治に対する信頼回復が急務」だとし…

河野太郎デジタル相(61)
「不記載になってしまった金額を返還することで、けじめとして前へ進んでいきたいと思っております」

政治資金収支報告書に不記載があった議員に対し、同じ金額を返納するよう求めました。

26日夕方、日本テレビ『news every.』に生出演した河野氏は…

河野太郎デジタル相(61)
「不記載の問題は、なんでこうしたことが起こったのか、真相究明ができませんでした。信頼をもう一度勝ち得るためには、金額を返納してけじめとして、前に進むのが、私は大事なのではないかと」

前回の総裁選(2021年)では、小泉元環境相、石破元幹事長と連携し「小石河連合」で戦っていた河野氏。今回は3人がそれぞれ出馬へ。関係が一転、ライバルとなります。

河野氏は、所属する麻生派を中心に支持を広げたい考えですが、脱派閥の総裁選となる中、派閥に残ったことで、党内からは「麻生派から離脱しなければ支持できない」(自民党議員)と、厳しい声もあがっています。

NNNと読売新聞が行った世論調査で、次の自民党総裁に誰がふさわしいか、たずねたところ、河野氏は4位となりました。一方、僅差で1位と2位になったのは、「小石河連合」の残る2人です。

その1人、石破氏は一足早く24日に出馬を表明。

石破茂元幹事長(67)(鳥取・八頭町 24日)
「これを最後の戦いとして原点に戻り、全身全霊で皆様にご支持を求めてまいります」

前回共闘した2人について問うと…

──今回は戦う相手になりますが?

石破茂元幹事長(67)
「それはそれ。これはこれだ。みんな同じ自民党だからね」

石破氏が、総裁選に出馬するのは5度目。2018年の総裁選の前には、若者などへの“発信力の強化”に力を入れ、人気アニメ「ドラゴンボール」のキャラクターのコスプレをし、話題を呼んだこともありました。

裏金事件から、党をどう立て直すのかが注目される今回の総裁選で、石破氏が繰り返したのは…

石破茂元幹事長(67)
「ルールを守る政治。ルールを守る自民党。その政治を確立いたします」

取材陣から、裏金事件に関わった議員を次の国政選挙で公認するかどうか、質問が出ると…

石破茂元幹事長(67)
「選挙対策委員会において、厳正に判断されるべきだということであります」

翌日の25日、同様の質問をされた際には…

石破茂元幹事長(67)
「予断を持って言うべきだと、私は思っておりません」

発言を修正しました。

同じく「小石河連合」の1人、小泉元環境相は23日、能登半島地震の被災地を視察。小泉氏にも、「小石河連合」について聞くと…

──(以前)河野氏がトップに立てば、日本・自民党は変わると言っていたが?

小泉進次郎元環境相(43)(石川・輪島市 23日)
「リーダーが変われば政治が変わるのは当然のことです。この総裁選は重要であることは間違いない」

多くを語りませんでした。

小泉氏は30日に出馬を表明する予定で、ほかにも茂木幹事長が来週にも出馬を表明するとみられているなど、“ポスト岸田”レースは、乱戦模様となっています。

(8月26日放送『news zero』より)