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「徳島市政」 2024年の徳島の出来事をテーマごとに振り返る「プレーバック2024」【徳島】

2024年12月17日 19:00
「徳島市政」 2024年の徳島の出来事をテーマごとに振り返る「プレーバック2024」【徳島】
2024年も残すところあと半月ほどになりました。

「フォーカス徳島」では12月16日から2024年の徳島の出来事をテーマごとに振り返る「プレーバック2024」をシリーズでお伝えします。

2回目の17日は、「徳島市政」です。

(詳しくは動画で)



(野口)今年1年の徳島の出来事をテーマごとに振り返るシリーズ「プレーバック2024」(小玉)2日目のきょうは、新ホールをめぐり「議会の会期延長」に「再議」と異例の議会運営が続いた徳島市政です。

●音・遠藤市長「基金の具体的なものが出てきていないので完全合意ということではない」(5秒~徳島市議会9月定例会の会期中に行われた後藤田知事と遠藤彰良市長によるトップ会談。新ホールの建設場所を藍場浜公園西エリアとする県の方針に遠藤市長は会談後「完全合意ではない」と説明したましたが突然ともいえる方針決定に議会から批判が相次ぎました。

(32秒~●音・朋友会加村祐志議員「唐突であり憤りを感じているたかが30分間程度のトップ会談で合意したといわれても絶対に納得することはできません」●音・新未来とくしま増田秀司議員「これ大問題ですよ勝手に合意してきて議会軽視ですよ」●音・自民党徳島市議団岡孝治議員「あなたがひとりで決めれることでないんですよ地方自治法でこれを突っ走ろうとしたら我々は規制かけなあかんあんまり好ましいことではないんですよそれを分かっているから今までの執行機関の長は丁寧に議会に説明し議論を経て段取りを踏んで物事を進めてきたこれが普通なんですそれを怠っているから議会軽視だといわれるんですよ徳島市役所っていう所は県庁の幸町支店じゃないです」(1分24秒~迎えた閉会日議員たちの不満は条例案という形となって議会へと提出されます。(1分34秒~●音・船越議長「本案は原案の通り可決されました」(1分37秒~この議会は、翌日の未明までもつれにもつれ、、結局、県の藍場浜西エリア案に沿うために遠藤市長が目指す県市協定の改定には、市議会の議決を必要とするいわば「足かせをはめる」条例案を賛成多数で可決しました。(1分57秒~しかし、遠藤市長が選んだ一手は「再議」。すなわち審議のやり直しでした。(2分06秒~●音・遠藤彰良市長「再議はできるだけしないのが良いのかもしれないがこの件に関しては信念を持ってこれが市のためだと市民のためだという気持ちで再議にかけさせてもらった」(2分24秒~新ホールへに立ちはだかる壁か、それとも正義の実現なのか。この条例案、可決か廃案か結論はまだ出ていません。(2分37秒~2度目の当選後初の本会議身なりを整え議場から支援者に挨拶をする遠藤市長(2分47秒~●音・遠藤彰良市長「山積する重要課題に一つ一つ着実に取り組みながら徳島市の信頼を取り戻すとともに市民が納得できる新しい徳島市づくりにまい進してまいる所存」(3分02秒~4月の徳島市長選を制し所信表明で新たな決意を示しました。(3分10秒~その選挙戦は当初、現職と元職、新人による三つ巴とみられていました。しかし、告示まで半月ほどに迫ったある日、予期せぬ動きが。(3分24秒~●音・内藤佐和子市長「今回の選挙は今批判の応酬だったり批判合戦だったりとかそういうような状況で選挙が進んでいるような本当の意味で課題の本質を捉えて皆さんに市長選挙を戦って頂きたいと思っているし次の徳島市のリーダーをそのような中で誰にするのかというようなことを考えて選んで頂きたいと思い不出馬を決めた」(3分56秒~現職がまさかの立候補断念。その結果、選挙戦は元衆議院議員、福山守氏と前市長の遠藤彰良氏による一騎打ちとなりました。その選挙戦を遠藤氏が制し4年ぶりに徳島市長に返り咲きました。(4分15秒~●ポーズ(4分20秒~この日北島町役場を訪れた遠藤市長。2度目の市政運営で真っ先に手に付けたのが選挙公約に掲げたごみ処理施設の広域化でした。就任2日目以降周辺の市や町を訪れ首長と面会、現状を把握するとともにマリンピア沖洲で建設した場合の災害リスクを検証しました。(4分46秒~その結果、マリンピアへの施設建設には「問題なし」との判断が下されました。遠藤市長は「広域化は災害リスクの検証結果が出た後の話」と説明していて、今後の対応が注目されます。(5分03秒~●音・永戸彰人 企画政策部長「現在 徳島都市開発に対するさらなる補助は考えていない」(5分09秒~こちらも公約に掲げていたアミコビルを管理運営する徳島都市開発への多額融資問題。一部の議員から市が融資した20億円の使い道の詳細を監査する外部調査委員会の立ち上げを求める声が上がりました。市は「前向きに検討する」と述べたものの現状、具体案は示されていません。経営改善に向けた新たな一手が待たれます。(5分40秒~●音・遠藤彰良市長「市議会と真摯に議論を重ね徳島市の発展に全力を尽くしたいと考えておりますので」(5分48秒~「議会と議論を重ねる」今年、この言葉を幾度となく聞きました。ことあるごとにこう述べて議会に協力を求めた遠藤市長でしたが一丁目一番地の副市長人事でつまずきました。

(6分06秒~当初は臨時会を開いて議会の同意を得る方針でしたが調整がつかず副市長人事は6月議会までもつれこみます。(6分20秒~●ポーズ「ご起立願います全員起立でありますよって本案については原案に同意することに決定しました」(6分33秒~結局、10人以上の議員が退席する中、残った議員の起立全員でようやく同意となりました。しかし副市長不在という異例の状態は約1か月にもおよびました。(6分51秒~●音・岡孝治議員「このまま議会と話し合って折り合って進めていこうという気が全く見えない」●音・遠藤彰良市長「議会軽視 議会軽視ってよく言われているけど市長軽視があるんじゃないか」(7分07秒~その後、一連の新ホールをめぐる動きを通じて、両者の間の溝は深まるばかりです。ともに市民の審判で選ばれた市長と議員。しかし市民不在とも言える両者の対立に明るい未来はあるのでしょうか。(7分29秒~●音「遠藤、遠藤、遠藤」「みなさんありがとうございましたそれでは行ってきます」

(7分40秒・了)
最終更新日:2024年12月17日 21:22
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