10月8日、徳島市議会は新ホールについて定めた県市協定の改定に市議会の議決を必要とする条例案を、賛成17・反対10の賛成多数で可決しました。

これを受け、遠藤彰良徳島市長は、地方自治法に基づき、審議のやり直しを求める再議書を議会に提出していました。

10月28日に開会した徳島市議会の臨時会で、遠藤徳島市長は再議の理由について次のように述べました。

（遠藤彰良徳島市長）
「認めてしまえば、今後の新ホール整備計画が暗礁に乗り上げ、新ホールの完成には再び多くの時間が必要となることが容易に考えられる。県市協調を市民との約束に掲げて就任した私としては、苦渋の決断で再議をお願いするものでございます」

臨時会では、11月5日に本会議での質疑、11日に総務委員会、15日の閉会日に採決が行われます。

条例案の再議決には、前回、議決した時より多い出席議員の3分2以上による賛成が必要で、これに満たない場合は廃案となります。